【コラム】ゴールドマンが払えない金はCEOが自分の財布で

米銀ゴールドマン・サックス・グル ープの元バイスプレジデント、この素晴らしいファブリスのために制裁 金を肩代わりしたい人は誰かいないだろうか。ロイド・ブランクファイ ン最高経営責任者(CEO)はどうだろう。

ファブリス・トゥール氏は、合成債務担保証券(CDO)で投資家 を欺いたとして、米証券取引委員会(SEC)から提訴され、その裁判 で負けた。連邦地裁の判事は、約82万5000ドル(約8400万円)の支払い を同氏に命じた。この中には民事制裁金65万ドルが含まれる。

しかし、望みはまだある。トゥール氏がゴールドマンに制裁金の支 払いを請求することを連邦地裁の決定は認めていないが、「他の個人や 団体に支払いの肩代わりを求めることを妨げない」と判事は述べた。

だとすれば、トゥール氏が自費で全額支払うつもりだと言ってはい ても、ブランクファインCEOが手を差し伸べ、個人的に彼を救えるの ではないか。そうしたいと望まないまでも、検討したいと思わないだろ うか。

結局のところ、トゥール氏はチームのために重責を引き受けた。不 倫疑惑でスター特別検察官に常に追い回されていた当時、クリントン元 米大統領一家がよく行っていたような資金集めパーティーでも、せめて トゥール氏のために開催してはどうか。

この部下は最後まで忠誠心を失わなかった。ロイドさん、あなたは 一体どう考えているのか。(ジョナサン・ワイル)

(ジョナサン・ワイル氏は、ブルームバーグ・ビューのコラムニス トです。このコラムの内容は同氏自身の見解です)

原題:Weil on Finance: Fabulous Fab Needs Funder, Bank Culture Alert(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE