米ロ外相会談、ウクライナ打開に至らず-ロ大統領は来週決断

ケリー米国務長官とロシアのラブロ フ外相は14日、ロンドンで6時間にわたり会談したが、ウクライナをめ ぐる対立の打開には至らなかった。ウクライナ南部のクリミア半島はロ シアへの帰属替えの是非を問う住民投票を16日に予定している。

ケリー長官が会談後の記者会見で述べたところによると、プーチン 露大統領は「日曜の住民投票が終了するまではウクライナについて何も 決断を下さない」。ラブロフ外相は別の記者会見で、ロシアは住民投票 で示される「クリミア住民の意思を尊重する」と言明した。危機解決に ついて「共通のビジョンがない」とも述べた。

米国と欧州連合(EU)は制裁をちらつかせ、クリミア併合を思い とどまるようロシアに迫っている。ウクライナ政府によればロシアは南 部クリミアを掌握し、ロシア・ウクライナ国境の兵力を増強している。 エストニアの国防相はこの日、ロシアがウクライナ東部に侵攻する準備 を整えていると訴えた。

ケリー長官は、ロシアが方向を変えなければ相応の「結果」に直面 すると繰り返し、ウクライナにおけるロシアの「合法的な権利」を守る より良い方法があると説いた。

ラブロフ外相は、ウクライナ東部で13日に起こり犠牲者を出した親 ロシアと反ロシアのデモ隊の衝突に怒りを表明した。その上で、ロシア はウクライナ東部を「侵略する計画はない」と言明した。

ホワイトハウスのカーニー報道官はワシントンで、「ロシアが緊張 緩和を選択するという状況にならなかった」ことは「遺憾だ」と述べ、 米国はクリミアの住民投票が「実施された場合に対応する用意がある」 と記者団に言明した。

ケリー長官は、クリミア半島および国境地帯へのロシア軍の配備を 米国は深く憂慮しているとし、軍の行動を凍結すれば外交努力の時間が 得られると強調。「言葉よりも行動を」と呼び掛けた。

--取材協力:Helena Bedwell、Rainer Buergin、Sandrine Rastello、Scott Rose、Jonathan Tirone、Alexander Weber、Anna Andrianova、Aliaksandr Kudrytski、Ksenia Galouchko、Vladimir Kuznetsov、Brian Parkin、Thomas Penny、Patrick Donahue、Kateryna Choursina、Daryna Krasnolutska、David Lerman、Kathleen Hunter、Terry Atlas.

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