欧州株:約5週ぶり安値-クリミア情勢と中国経済を懸念

14日の欧州株式相場は下落し、指標 のストックス欧州600指数は約5週ぶりの安値を付けた。ロシアへの帰 属を問うクリミアの住民投票を16日に控えて、同指数は週間ベースでは 2週続落となった。

フランスの建設・通信会社ブイグは2.9%安。同社が買収を目指し ているビベンディの仏電話部門SFRについて、仏政府はビベンディが 他社の買収案を選好していると明らかにした。デンマークの宝飾メーカ ー、パンドラは2.9%下落。同社株主らが45億1000万クローネ相当の株 式売却で合意したことが嫌気された。一方、イタリアのモンテ・デイ・ パスキ・ディ・シエナ銀行は2%上昇。JCフラワーズが同行への出資 に関心を寄せていると伝えられたことが手掛かりとなった。

ストックス欧州600指数は3日続落し、前日比0.7%安の322.23で引 けた。前週末比では3.3%下げた。クリミアをめぐるウクライナとロシ アの対立に加え、中国が発表した経済データが予想を下回ったことが背 景にある。

クリーゲル・アンド・ハフナー(ベルリン)のシニア市場ストラテ ジスト、アンドレアス・リプコウ氏は電話インタビューで、「一触即発 事態につながりかねない2つの要因があるため、市場は神経質になって いる」と発言し、「1つ目はクリミアをめぐる危機で、住民投票が注視 されている。第2は中国景気の持ち直しが考えられていたよりも難しそ うな兆候が出てきたことだ。次に何が起こるか把握するのは困難なた め、投資家らはリスクオフで守りの姿勢を固めている」と続けた。

14日の西欧市場では18カ国中16カ国で主要株価指数が下落。独 DAX指数は0.4%、仏CAC40指数は0.8%それぞれ下げた。英 FTSE100指数は0.4%安となった。

原題:European Stocks Fall to Lowest in More Than Five Weeks on Crimea(抜粋)

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