米株式ETFに410億ドル流入、景況感改善で逃避資金が戻る

今年初めに世界の株式市場から引き 揚げられた投資資金が、一斉に戻ってきている。

ブルームバーグがまとめたデータによると、株式を保有する米国の 上場投資信託(ETF)には過去4週間に410億ドル(約4兆2000億 円)余りの資金が流入した。その前の月には資金流出が一時402億ドル に膨らんだが、この流れが反転している。MSCIオールカントリー世 界指数は2月4日に4カ月ぶりの低水準をつけて以降5.8%上昇。当時 は新興国市場の混乱で世界の景気回復が減速するとの警戒が強まった。

今回の資金流入は5年に及ぶ米国の強気相場に対する投資家の自信 を新たに示唆するものだ。米実質国内総生産(GDP)は11四半期連続 で拡大している。MSCIの同世界指数は今月に入って2007年以来の高 水準に達した。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)傘下USトラストのチーフ市場 ストラテジスト、ジョゼフ・クインラン氏(ニューヨーク在勤)は電話 取材に対し、「資金流出の減少は世界の経済成長に対する投資家の自信 回復の表れだ」と指摘。「米国の成長に目を向けると、一国が他国の経 済を引っ張っていることを象徴している」と述べた。

原題:ETFs Get $41 Billion Erasing Stock Withdrawals on Economy (2)(抜粋)

--取材協力:Nikolaj Gammeltoft、Minh Bui.

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