ECBの利下げは依然選択肢、インフレ低下なら-クノット氏

欧州中央銀行(ECB)政策委員会 メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は、ユーロ圏のインフレ率が一 段と低下する場合は、追加利下げが引き続きECBの選択肢だと述べ た。

同総裁は「私の見解では、われわれはまだ金利の下限ゼロに達して いないし、マイナスの中銀預金金利も可能性の一つとして排除すべきで はない」と言明。「一段の衝撃によってインフレ率がさらに下がり、わ れわれが不安を感じる水準になれば、金融環境を変えることを検討し、 その場合利下げという伝統的な方法を考えるだろう」と語った。

ユーロ圏の2月のインフレ率は0.8%だった。ECBは2%弱のイ ンフレ率を物価安定の目安としている。

クノット氏は、現時点でさらなる非伝統的措置は必要ないとの考え も示し、「インフレに関するリスクは現在、極めて限定的だと考えてい る」と述べた。ただし状況が変化すれば「再び検討を開始し、それから 金融政策姿勢、金融環境について行動が必要なのか、金融政策浸透のプ ロセスに対して措置を講じるべきなのかを見極める必要がある」と語っ た。「他の措置は、他の種類の問題が起こった場合にのみ必要になる が、現在のところそのような問題を私は予想していない」と付け加え た。

原題:Knot Says ECB Rate Cut Remains Option If Inflation Deteriorates(抜粋)

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