三井物産:国内で農業事業に本格参入、山梨県で高品質トマト生産へ

三井物産は13日、国内で農業生産事 業に参画すると発表した。農業生産法人と組んで、山梨県で高品質トマ トの生産を始める。三井物産が国内の農業生産事業に出資するのは2件 目となり、本格的に事業参入を図る。

山梨県の農業生産法人、サラダボウルの完全子会社の増資を引き受 けて49%を出資した。2月に同県北杜市に3ヘクタールの土地を取得。 年間を通じて栽培できる太陽光を利用した植物工場を建設し、まずは年 間750トンのトマトを生産する。2017年度にはサッカーグランドで約13 面分に相当する10ヘクタール超にまで拡大する。トマト生産用の植物工 場としては国内最大級となる見込み。

サラダボウルは情報技術(IT)を用いた高度な生産管理ノウハウ を持ち、三井物産の物流ネットワークや販売チャネルを組み合わせて、 生産から流通、販売までを一貫して手掛ける仕組みを作る。少子高齢化 等の影響でトマトの作付け面積は減少傾向にある一方、国内のトマト需 要は増加しているといい、国内農業の競争力強化にもつなげる狙い。

三井物産は昨年、三重県でのミニトマトの生産事業に15%出資して いる。商社による国内の農業生産事業への進出では、豊田通商が宮城県 でパプリカの生産事業に参画している。

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