GDPから環境へ-中国共産党幹部の評価基準が様変わり

習近平氏の中国国家主席就任後初の 全国人民代表大会(全人代、国会に相当)に参加するため全国から集ま った共産党幹部は、出世のための新たな評価基準に向き合っている。

数十年にわたり各地の当局者は中央政府が掲げる成長率目標を上回 る経済成長を地元で達成することや、不動産開発会社への土地使用権売 却で歳入を上げておけばよかった。だが今や地方幹部に対する評価を決 めるのは、環境対策や国民生活向上を含む諸問題への対応能力だ。

山東省は党幹部の実績を評価する今年の基準に、大気の汚染度を加 えた。甘粛省は経済成長を重視する現行の評価制度を変更している。世 界2位の経済大国となることの副作用として、中国の各都市を大気汚染 が覆っている。習政権が進める改革は、こうした公害への批判に脅かさ れることのない社会の安定性を確実にするためのものだ。

河北省張家口の侯亮市長は全人代の地方部会に参加した後で、「最 も重要なのは環境だ。もはや国内総生産(GDP)頼みではない。環境 対策の方がずっと難しい」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE