クレディS元バンカーが脱税ほう助認める、上司が容認と主張

スイス銀行2位クレディ・スイス・ グループの元バンカー、アンドレアス・バッハマン被告は12日、米バー ジニア州アレクサンドリアの連邦地裁で行われた罪状認否で、米国人顧 客の脱税をほう助した罪を認めた。脱税ほう助をめぐっては、同行自体 が米当局の刑事捜査の対象になっており、被告の元上司の経営幹部にも 影響が及びそうだ。

スイス国籍のバッハマン被告(56)は、米国人顧客が内国歳入庁 (IRS)の目から40億ドル(現在の為替レートで約4110億円)相当の 資産を隠すのをほう助した罪で、クレディ・スイスの他の6人のバンカ ーと共に2011年に起訴された。

米検察当局の捜査に協力している同被告は陳述書の中で、米国人顧 客口座への源泉課税に関するクレディ・スイスとIRSとの01年の合意 や、米国法に違反する行為について上司が見て見ぬふりをしたと主張。 陳述書によれば、被告が勤務していた子会社の最高経営責任者 (CEO)に米国での活動の制約を指摘したところ、「われわれが何を 期待しているか分かっているはずだ。捕らわれてはいけない」と指示さ れたという。

クレディ・スイスの広報担当カルバン・ミッチェル氏は電子メール で、バッハマン被告がクレディ・スイス・ファイズで06年まで勤務して いたと回答した。

クレディ・スイスは、脱税ほう助の疑いで米当局の捜査対象なって いるスイスの14行の中で経営規模が最も大きい。クレディ・スイスをめ ぐっては、米国人顧客がIRSの目から最大100億ドルの資産を隠すの を助けたと米上院常設調査小委員会が報告書で指摘したばかり。

原題:Ex-Credit Suisse Banker Bachmann Pleads Guilty in Tax Case (3)(抜粋)

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