個別銘柄:海運やフォスター電安い、DNC活況、日東電堅調

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

海運株:商船三井(9104)が前日比2.2%安の402円、日本郵船 (9101)が2.6%安など。海運業指数は東証1部業種別下落率首位。国 際ばら積み船の運賃指標となるバルチック・ドライ指数はきのう8%安 となり、1月10日以来、2カ月超ぶりの下落率を記録した。市況安を受 け、業績期待が後退した。さらに13日午後発表の中国経済指標が下振れ ると一段安となった。

フォスター電機(6794):4.3%安の1386円。みずほ証券では投資 判断を「買い」から「中立」に引き下げた。ハイエンドスマートフォン 用ヘッドセットの販売低迷、競争激化に伴う価格下落、労務費の増加で 当面の利益成長は緩慢になると予想。14年3月期営業利益予想を85億円 から会社計画と同額の64億円、来期を95億円から64億円に減額した。

ダイキョーニシカワ(DNC、4246):自動車樹脂部品の同社は13 日、東証1部に新規上場した。初値は公募価格の1600円に対し12%高 の1799円。野村証券では、主要顧客であるマツダの自動車生産好調、自 動車軽量化や部品コスト低減トレンドが事業環境としての追い風だと分 析。拡販や海外事業拡大が利益成長をけん引することで、15年3月期の 営業利益を74億円、16年3月期は82億円を予想した。終値は1899円。

日東電工(6988):2.1%高の4840円。2月の売上高は前年同月比 で6%増、このうち情報機能材料は前月比22%減だった。シティグルー プ証券では、2月は稼働日数が少なかったことなどから前月比では大幅 減となったが、1月からの累計では会社計画・同証券予想を上回るペー スで推移しており、季節性や稼働日数から判断して1-3月では会社予 想を大きく上回る見通しだと分析。投資判断の「買い」を継続した。

スター精密(7718):7.1%高の1214円。みずほ証券では投資判断 を「中立」から「買い」に引き上げた。足元の好調な工作機械受注は自 動車業界の更新需要など一般設備投資回復が背景とし、今期も回復が続 くと予想。株価下落で投資指標面での割安感も強まったと判断した。新 たな目標株価は1500円。

エムスリー(2413):4.3%高の32万9000円。3月末の株主を対象 に1株を200株に分割し、100株を1単元とする単元株制度を採用すると 発表。同時に未定としていた期末配当予想を1300円(前期実績1200円) に設定した。流動性の向上や株主還元が好感された。

住友精化(4008):5.6%安の774円。岡三証券は投資判断を「買 い」から「中立」に引き下げた。国内他社工場の再稼働や同業他社の増 設による影響などで、来期は一時的に高吸水性樹脂の需給バランスが緩 むリスクがあると指摘した。今期営業利益予想を71億円から会社計画と 同じ80億円に増額、来期は80億円据え置き、再来期は100億円から95億 円に減額した。

テイ・エス・テック(7313):2.4%高の3405円。ゴールドマン・ サックス証券では、投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。ホ ンダが日系大手3社の中で最も世界生産台数を成長させる局面で、同社 はその恩恵をフルに享受できると分析。今期営業利益予想を399億円 (会社計画345億円)、来期は437億円とし、来期の収益レベルを勘案す れば足元の株価は割安と評価した。目標株価は4100円。

エンバイオ・ホールディングス(6092):12日にマザーズ市場に新 規株式公開(IPO)し、取引初日を買い気配のまま終えていた同社の 初値は公募価格の580円に対し、2.3倍の1311円となった。土壌汚染対策 関連の事業に特化しており、2月には中国・南京市の化学工場跡地の土 壌地下水汚染浄化中規模試験を施工したと発表。終値は1611円。

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