米上院外交委、ウクライナ支援承認-IMFめぐり共和党抵抗

米上院外交委員会は12日、包括的な ウクライナ支援案を承認した。米国の国際通貨基金(IMF)への出資 に関わる変更を盛り込んでいるため、共和党の抵抗が予想されている。

民主党が多数を占める同委は賛成14、反対3で10億ドル(約1030億 円)の債務保証を盛り込んだ支援を承認。腐敗や暴力の責任を問われた ウクライナ人とロシア人に対する制裁も認める内容となっている。

同委のメネンデス委員長(民主、ニュージャージー州)はこの措置 が「ロシアと世界に対し、われわれがウクライナを支持しているとのメ ッセージを送る」と語った。

ベイナー下院議長(共和、オハイオ州)はこの日、「ウクライナ危 機への対応でこのIMF資金は必要ない」と記者団に語り、IMFへの 出資増額とウクライナ支援を結び付けようとする民主党議員とオバマ政 権の動きをけん制した。下院共和党は長期にわたってIMF出資増額の 提案を拒否してきた。

民主党のリード上院院内総務は記者団に対し、同案を13日に上院本 会議で取り上げることに期待を示した。ただ、同院内総務のアダム・ジ ェントルソン報道官は、上院が24日までの休会に入る前は同案を取り上 げない可能性があると述べた。上院は13日にも休会入りする。

争点となっているのは、ウクライナ支援を主導しているIMFへの 米国の出資方法の変更につながる条項。米議会調査局の報告書による と、この条項は緊急時に使われる一時的な勘定からIMFの中核的な資 金源に米国の出資分の一部を移管する内容。米国のIMFでの議決権は やや低下するが、主要な政策決定で拒否権を維持する。

反対票を投じたポール上院議員(共和、ケンタッキー州)は、より 多くの議決権をロシアに与えかねないとしてIMFに関する条項の削除 を主張。債務保証についても、ウクライナのロシア向け債務の一部の返 済に使われるだけだとして、委員会でただ1人反対を表明した。

原題:Ukraine Aid Measure Approved With IMF Overhaul Opposed in House(抜粋)

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