シカゴ小麦が強気相場入り-ウクライナ混乱で米国産輸出増か

シカゴ市場の小麦先物が12日、強気 相場入りした。カナダとアルゼンチンで出荷が遅れていることに加え、 ウクライナ情勢の混乱により米国産の輸出が増加するとの見方が強まっ たことが要因。

米農務省(USDA)のデータによると、5月31日までに引き渡し となる米国産小麦の輸出成約高は2月27日時点で、前年同期比23%増 の2872万1000トンとなった。カナダの農業団体の今月12日の発表によれ ば、同国では鉄道による小麦輸送が遅れており、9月までは受注分の処 理が終了しない見込み。USDAによれば、アルゼンチンでは生産高が 減少している上、農家が在庫を保持しているため、輸出が1978年以来の 低水準に落ち込むと予想されている。

米ゴールドマン・サックス・グループなどの銀行は、年間ベース で22%下げた昨年の小麦相場の下落基調が今年も続くとの見通しを示し ていた。ロシアのウクライナ介入で産地からの供給に支障が生じる恐れ があり、小麦相場は予想に反して年初来で13%上昇している。USDA によると、ロシアは世界5位、ウクライナは6位の小麦輸出国になると 見込まれていた。

シカゴ商品取引所(CBOT)の小麦先物5月限終値は、前日 比3.8%高の1ブッシェル当たり6.8375ドル。1月に付けた終値ベース の安値5.515ドルから24%の上昇。終値ベースで直近の安値から20%上 昇すると強気相場入りとされている。

原題:Wheat Enters Bull Market as Ukraine Turmoil Boosts U.S. Exports(抜粋)

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