NZ中銀:政策金利を2.75%に引き上げ-インフレ抑制で

ニュージーランド(NZ)準備銀行 (中央銀行)は13日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュ・レー トを0.25ポイント引き上げ2.75%とすることを決めた。先進国の先頭を 切って過去最低の政策金利から脱した。また、インフレ抑制に向け、当 初の予想を上回るペースで金融刺激策の解除を進める可能性を示した。

同中銀のウィーラー総裁は声明で「もはや需要を押し上げない水準 に向けて金利を引き上げる必要がある」と表明した。ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミスト調査では15人全員が0.25ポイントの利 上げを見込んでいた。同総裁はさらに、同中銀が向こう2年間で約2ポ イントの利上げを予想しており、そのペースは経済指標次第だと述べ た。

乳製品の高騰や地震で被害を受けたクライストチャーチの400億 NZドル(約3兆5000億円)規模の復興計画が経済成長を後押ししてい る上に、同国最大の都市オークランドの住宅価格の急上昇でバブル懸念 が強まっている。同中銀はこの日、インフレ予想を引き上げ、昨年12月 時点の見込みよりも1年半早く目標レンジの中間である2%に達すると の見通しを示した。同中銀はまた、90日物銀行手形金利の見通しを引き 上げ、借り入れコストが予想以上のペースで上昇する可能性を示唆し た。

NZ中銀はこの日の声明で「インフレ率が現在上昇し、インフレ圧 力が高まるなか、金利をより正常な水準に戻す必要がある」と説明。 「政策金利引き上げの速さとその程度は経済指標と、顕在化つつあるイ ンフレ圧力に対する継続的な評価によって決まるだろう」との判断を示 した。

ウィーラー総裁は「現在の為替レートが長期的に持続可能だとは NZ中銀はみていない」とした上で、輸出業者や、輸入品と競争する国 内メーカーにとってNZドル高が「逆風」になっているとあらためて強 調した。

原題:N.Z. Raises Rate to Become First Developed Nation to Tighten (1)(抜粋)

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