米国債:3日続伸、ガンドラック氏が利回り低下を予測

米国債は3日続伸。米ダブルライ ン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO) が利回りは一段と低下する可能性があると指摘した。米パシフィック・ インベストメント・マネジメント(PIMCO)のビル・グロース氏は 米国債など米政府関連債の保有を縮小した。

PIMCOの11日のウェブサイトによると、グロース氏が運用する 「トータル・リターン・ファンド」(運用資産2360億ドル)の米政府関 連債比率は2月で43%。1月は46%だった。ガンドラックCEOは前 日、ウェブキャストを通じて10年債利回りは今年、2.5%に低下すると の予想を示した。

グロース氏は先週ツイッターで「米金融当局が購入してきたものを 売るべきだ。10月に金融緩和の縮小が完了し、買わなくなるからだ」と 述べていた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後5時現在、10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1b p=0.01%)低下の2.73%。同年債(表面利率2.75%、2024年2月償 還)価格は10/32上げて100 5/32。

10年債利回りが低下

10年債利回りは年初から約0.25ポイント低下した。冬の悪天候が住 宅市場や消費、雇用の伸びを抑制していることが背景にある。これはア ナリストが予想していた借り入れコスト上昇とは逆の展開となってい る。

財務省は10年債利回りの入札(210億ドル)を実施。最高落札利回 りは市場予想を下回る2.729%だった。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想によると、10年債利回 りは年末までに3.4%に上昇する。

ユナイテッド・ネーションズ・フェデラル・クレジット・ユニオン (ニューヨーク)の最高投資責任者(CIO)、クリストファー・サリ バン氏は、「投資家はより分かりやすい統計の発表を待ち望んでいる」 と述べ、「どちらの方向にせよ、市場には確信があまりない」と続け た。

トータル・リターンの投資リターンは過去1年間で0.4%マイナ ス。ブルームバーグがまとめたデータによると、トータル・リターンの パフォーマンスは同業者ランキングの中でパーセンタイル順位で19位と なっている。

入札結果

投資家の需要を測る指標の応札倍率は2.92倍。過去10回の平均値 は2.62倍だった。

海外の中央銀行を含む間接入札者の落札全体に占める割合は43.4% プライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)以外の直接入札者 の比率は27.5%だった。

財務省は13日に30年債の入札(130億ドル)を実施する。

原題:Treasuries Rise as Gundlach Says Yields Will Fall; Gross Sells(抜粋)

--取材協力:Naoto Hosoda.

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