欧州株:下落、マースクとバレオに売り-クリミア情勢も注視

12日の欧州株式相場は1カ月ぶり安 値を付けた。株主による保有株売却を手掛かりにAPモラー・マースク とバレオが下げた。クリミアをめぐりウクライナとロシアの対立が続い ていることも注視された。

デンマークのコンテナ海運会社マースクと、フランスの自動車部品 メーカー、バレオが大幅安となった。イタリアの靴・バッグ製造会社ト ッズと、警備サービス最大手の英G4Sも売られた。両社の2013年通期 利益はいずれもアナリスト予想を下回った。

ストックス欧州600指数は前日比1.1%安の327.95で終了。5年ぶり 高値を付けた2月25日以降では3.1%下げている。ロシア系住民が多数 を占めるウクライナ南部クリミア自治共和国は、帰属替えを問う住民投 票を16日に計画している。

ウニクレディト銀行(ミュンヘン)のシニアストラテジスト、クリ スチャン・ストッカー氏は電話インタビューで、「ウクライナとクリミ アの問題をめぐる決定は今週は恐らくないため、市場はリスク回避に動 いている」とし、「日曜日の住民投票とその結果に対する欧州各国の対 応が注目されている」と発言。さらに、「欧州株のバリュエーション (株価評価)は高く、一段高には業績面での新たなプラス材料が必要 だ」とも述べた。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、ストックス600指数の 株価収益率(PER、予想収益ベース)は14.3倍で、年初の13.8倍、5 年平均の12.2倍をそれぞれ上回っている。

12日の西欧市場ではルクセンブルクを除く17カ国で主要株価指数が 下落。仏CAC40指数と英FTSE100指数はそれぞれ1%下げた。独 DAX指数は1.3%安となった。

原題:European Stocks Slide as Maersk to Valeo Retreat on Stake Sales(抜粋)

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