ウォール街ボーナス15%増-1人当たりは金融危機以降で最高

米ウォール街の金融機関が2013年の 従業員の働きに対して支払ったボーナスの額は、前年に比べ15%増 え267億ドル(約2兆7400億円)となった。ニューヨーク州のディナポ リ会計検査院長が見積もりを明らかにした。繰り延べられていた報酬が 同年に支払われたことが、金額を押し上げたもようだ。

同院長が12日公表した資料によると、ウォール街の従業員らのボー ナスは1人当たり平均では16万4530ドル(約1690万円)と、2008年の金 融危機以降の最高に達した。一方、ニューヨーク証券取引所 (NYSE)会員企業のブローカーディーラー業務の13年利益は167億 ドルと、前年から30%減った。

ゴールドマン・サックス・グループとバンク・オブ・アメリカ (BOA)、モルガン・スタンレーの株価は過去2年で95%以上値上が りしており、株式報酬の価値を当初の想定より高めた。ディナポリ院長 によると、この間にボーナスの額は44%増えた。

「法規制をめぐる和解費用や金利上昇にもかかわらず、2013年は金 融業界にとって良い年だった。規制環境の変化の中でウォール街は引き 続き適応能力の高さを示している」とディナポリ院長は指摘した。

同院長によれば、ニューヨーク市内の証券業界従業員の数は昨年12 月時点で16万5200人と、金融危機前に比べ12.6%減っていた。雇用者数 は安定しつつあると同院長はコメントしている。

原題:Wall Street Bonus Pool Grew by 15% Last Year, DiNapoli Says (1)(抜粋)

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