きょうの国内市況(3月12日):株式、債券、為替市場

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●日本株は大幅反落、円安一服と海外情勢懸念強い-全33業種売られる

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東京株式相場は大幅反落。為替の円安一服が嫌気され、中国やウク ライナなど海外情勢を警戒した売り圧力も強まった。週末に株価指数先 物・オプションの特別清算値(SQ)算出を控え、先物の影響も受けや すくなっており、電機や海運、非鉄金属、石油、化学など景気敏感業種 を中心に東証1部33業種は全て安い。

TOPIXの終値は前日比26.27ポイント(2.1%)安の1206.94、 日経平均株価は393円72銭(2.6%)安の1万4830円39銭。

セレズ・アセット・マネジメントの最高投資責任者、エヴァン・ア ーランソン氏(香港在勤)は、「グローバルな貿易が回復に向かうとの 自信が揺らいでいる」とした上で、中国での金融ひっ迫と輸出停滞も 「一時的な異常ではなく、新興国市場の成長モデルの広範な変化」との 認識を示した。

東証1部33業種の下落率上位は海運、非鉄、石油・石炭製品、金属 製品、証券・商品先物取引、パルプ・紙、その他金融、化学、情報・通 信、不動産など。相対的に素材、資源など景気敏感セクターの下げがき つかった。

売買代金上位ではソフトバンク、ファーストリテイリング、ファナ ック、KDDIなど日経平均の寄与度が大きい銘柄がそろって下落。ト ヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井物産、野村ホ ールディングス、ホンダ、新日鉄住金、三菱商事、JXホールディング ス、商船三井、日本取引所グループも安い。逆行して上げたのはダイハ ツ工業、カカクコム。

東証1部の売買高は20億2048万株、売買代金は1兆9020億円。下落 銘柄数は1667に達し、上昇はわずか79にとどまった。

●長期金利は0.625%、中国経済・ウクライナ懸念支え-超長期に売り

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債券市場で長期金利は0.625%前後で推移。中国経済鈍化やウクラ イナ情勢への懸念が強まる中で、前日の米国債高や日米株価の下落が相 場の支えとなった。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債333回債利回り は前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.62%で始まった後、横ばい の0.625%を付けた。その後は、0.62-0.625%での取引が続いた。

バークレイズ証券の丹治倫敦債券ストラテジストは、「中国経済へ の懸念や足元の景況感が弱まって、国内株は米国株より下げが目立って おり、債券の買いが先行した」と説明。もっとも、「前日の米国金利の 低下幅が小さく、10年債の0.6%台前半は積極的な買いが入る水準でも ないため、相場の上昇余地は限られそうだ」とも語った。

超長期債は、日本銀行による買いオペ減額と4月以降の増発への警 戒感が強く売りが優勢となった。30年物の42回債利回りは一時1bp高 い1.695%、20年物の147回債利回りは1bp高い1.465%に上昇した。

●ドル103円挟み、海外懸念で円買い圧力くすぶる-米指標見極め

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東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=103円ちょうどを 挟んで推移。ウクライナ情勢や中国経済をめぐる懸念を背景に、リスク 回避の円買い圧力がくすぶった。

午後3時14分現在のドル・円相場は102円92銭付近。円は一時102 円78銭と2営業日ぶりの高値を付けた後に伸び悩み、103円10銭まで水 準を切り下げた。ただ、円の下値は限定的で、同時刻現在までの値幅 は32銭にとどまった。円は対ユーロで一時1ユーロ=142円39銭と4営 業日ぶりの高値を付けた後、142円台後半で取引されている。

楽天証券の相馬勉債券事業部長は、「中国を中心に新興国の波乱材 料はまだある」と言い、足元は悪材料が重なってリスクオフという形に なっていると説明。一方、「米景気は決して悪いわけではない」とし、 米国の金融政策も少なくとも向こう3カ月は緩和策の縮小という方向が 大きく転換することは考えにくく、「ドルが底堅い」面があると言う。

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