イエレン議長、就任後初会合の任務は混乱なきガイダンス修正

米連邦準備制度理事会(FRB)の イエレン議長は来週予定されている就任後初の連邦公開市場委員会 (FOMC)で、メンバーらの望む方向に市場を誘導することを意図し た言葉遣いで政策に独自色を出すもようだ。

FOMCは1年余りにわたり緩和的な金融政策を継続し、失業率 が6.5%を上回りインフレ見通しが2.5%を超えない限り主要政策金利を 引き上げない方針を維持しているが、このガイダンスは現状に合わなく なりつつある。失業率は今年この目安を下回る見通しだが、大方の当局 者は2015年まで利上げはないと予想している。

イエレン議長の課題は、この目安に代えて早期利上げはないことを 明示しながらも、従来よりも具体性の低いガイダンスを採用すること だ。当局がよりあいまいな表現に戻した場合、強い経済指標が発表され れば、市場は利上げ時期の予想を前倒しする公算が大きく、金融市場の 不安定性が高まる。

マクロエコノミック・アドバイザーでシニア・マネジングディレク ターを務めるローレンス・マイヤー元FRB理事は、「目安を削除する 際にはFOMCは市場の落ち着きを保つよう何かする必要がある」と指 摘。「かなり不安定になるだろう。当局が目指しているのは、市場が利 上げ時期の予想を繰り上げるのを阻止することだ」と述べた。

ニューヨーク連銀のダドリー総裁は3月6日にニューヨークで開か れたイベントで、FOMC終了後の声明で6.5%の失業率目安を削除す る適当なタイミングだろうとの認識を示した。フィラデルフィア連銀の プロッサー総裁は2月28日にこの目安を「現状に合わない」と位置付け ていた。

原題:Yellen Job One Is Redoing Rate Guidance Without Roiling Markets(抜粋)

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