米財務省、ウクライナ支援で債券を保証へ-中東の経験生かす

米財務省は危機の渦中にあるウクラ イナに金融支援を行うに当たり、過去に中東の幾つかの国を支援した経 験を生かしている。

ロシアがクリミア掌握に動いた数日後、ルー米財務長官はクリミア に支援策を提示。その1つはキエフの暫定政権が発行する債券の保証だ った。米国はここ数年、ヨルダンやチュニジア、エジプトの民主化の過 程で同様の支援を行ってきた。ウクライナに対する10億ドル(約1030億 円)相当の保証は、週内に米議会の承認が得られる可能性があり、国際 通貨基金(IMF)が融資と引き換えに求める経済改革の影響を緩和す ると期待される。

ワシントンの外交問題評議会(CFR)の国際経済担当上級研究 員、ロバート・カーン氏は、米国からの資金の裏付けについて、「危機 に直面するウクライナにプラスの相乗効果をもたらす」と指摘。「ウク ライナでは資金が極めて重要だ。政府の結束と機能を維持できるから だ」と述べ、欧州各国政府や欧州復興開発銀行(EBRD)など「他の ドナーからの資金提供の呼び水になる」との見方を示した。

原題:Treasury’s Lew Dips Into Mideast Toolkit to Back Ukrainian Bonds(抜粋)

--取材協力:Sandrine Rastello、Kateryna Choursina.

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