高頻度取引事業が表舞台に-米バーチュがIPO申請

高頻度取引事業が表舞台に登場しよ うとしている。大手の高頻度取引業者が非上場であったことから、これ まで秘密のベールに包まれてきた。

米バーチュ・ファイナンシャルは10日、新規株式公開(IPO)を 申請した。同社は2012年、ナイト・キャピタル・グループに買収を提案 したものの合意には至らなかった。事情に詳しい関係者によると、バー チュは約30億ドル(約3100億円)のバリュエーションを目指しており、 これはナイトとゲトコの合併によって昨年誕生した競合企業KCGホー ルディングスの約2倍に相当する。

過去20年間の規制改革と技術革新により、バーチュやゲトコなどの 企業は世界各地の株式や商品の取引所での価格提供でトレーダーに取っ て代わり主要な役割を果たしている。バーチュの業績は好調で、創業者 のビンセント・ビオラ氏とダグラス・シフ氏は昨年、北米プロアイスホ ッケーリーグ(NHL)のフロリダ・パンサーズを買収した。

グリニッチ・アソシエイツの市場構造調査責任者、ケビン・マクパ ートランド氏は電話インタビューで「これらの企業は、堅実で収益性が 高く長期的な事業を手掛けており投資家の需要があることを示してい る」と指摘。「08、09年当時ならこれらの企業が上場するなど予想もし なかっただろう。上場すれば財務諸表が開示される」と述べた。

原題:Virtu Filing Shines Light on High-Frequency Trading Business (3)(抜粋)

--取材協力:Callie Bost.