自民・山本幸三氏:年末にかけ1ドル=110円-120円もおかしくない

自民党の山本幸三元経済産業副大臣 (党日本経済再生本部事務局長)は日本銀行がマネタリーベース(通貨 供給量)拡大を目標に大規模な金融緩和を続けていることから、ドル・ 円相場は年内に1ドル=110円から120円の水準まで進む可能性があると の見方を示した。

11日のブルームバーグ・ニュースのインタビューで語った。山本氏 は「自然の流れとしてはまだまだ円は安くなるという方向だ。年末にか けて110円から120円ぐらいおかしくない」と述べた。理由として、他国 の状況が大きく変わらないという前提で考えれば、「日本の方はお金を 増やしていく、米国は少し増やし方を減らす」ことを挙げた。12日朝の のドル・円相場は102円90銭前後で取引されている。

山本氏はデフレ脱却のために日銀がマネタリーベースを増やすよう 長年主張してきたリフレ派の代表的論客で、安倍晋三首相とは野党時代 に金融政策の勉強会を重ねてきた。日銀は11日開いた金融政策決定会合 で「マネタリーベースが年間約60兆-70兆円に相当するペースで増加す るよう金融市場調節を行う」方針を継続することを決めた。

安倍政権の経済政策について山本氏は「最大のリスクはエネルギー 供給の問題」と指摘。原子力発電所について「安全性を確保してもらっ て再稼働していかないとアベノミクスの成果が損なわれることになる」 と述べ、再稼働決断の時期については「夏までには少なくとも2つ、3 つぐらいは動くようにしないと」と語った。

山本氏は、夏を過ぎても再稼働が決まらない場合、各電力会社は料 金再値上げを避けられず「企業はたまったものではない」と指摘、民間 企業に設備投資を促す減税など安倍政権の成長戦略についても「エネル ギーの制約によってあらゆる努力が無駄になってしまう」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE