欧州債:スペイン債下落-銀行綻処処理の法制化めぐる動向で

11日の欧州債市場ではスペイン国債 が値下がりし、10年債利回りは前日付けた8年ぶり低水準から上昇し た。ユーロ圏の銀行破綻処理の法制化をめぐり、域内の財務相らが行き 詰まりを打開できないでいる状況が重しとなっている。

イタリア10年債は3営業日ぶりに下落。同国経済が昨年10-12月に 前年同月比で先の見積もり以上に縮小していたことがこの日分かった。 ギリシャ国債は3日続落し、1月以降で最長の下げ。欧州中央銀行( ECB)のドラギ総裁は先週、5月の欧州議会選挙までに単一破綻処理 メカニズム(SRM)で合意に達しなければ、ユーロ圏に重大な影響が 生じると警告していた。

ラボバンク(ユトレヒト)の市場エコノミスト、エルビン・デフロ ート氏は「国債の需要がここ数週間強かったことを鑑みると、ささいな ことで信頼が損なわれることはあり得る。ユーロ圏財務相らはSRMを めぐり満足できる妥協を見い出すのにまだ苦労している」と述べた。ま た、周辺国を中心に国債利回りが低下してきた中で、この先、どれだけ 値上がり余地が残されているのかという疑問もあると付け加えた。

ロンドン時間午後4時17分現在、スペイン10年債利回りは前日比2 ベーシスポイト(bp、1bp=0.01%)上昇し3.32%。前日は3.30% と、2006年1月以来の低水準に下げた。同国債(表面利率3.8%、2024 年4月償還)価格はこの日、0.135下げ104.085。

イタリア10年債利回りは3bp上昇し3.40%。前日は05年10月以降 の最低となる3.36%まで低下した。国家統計局がこの日発表した10-12 月の国内総生産(GDP)改定値は前年同期比0.9%減少。先月14日の 速報値は0.8%減だった。

ギリシャ10年債利回りは7bp上げ7%。同年限のドイツ国債利回 りは1.64%で、前日からほぼ変わらずだった。

原題:Spanish Bonds Decline With Italy’s as Officials Debate Bank Law(抜粋)

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