英中銀総裁は利上げ急がず-スラックめぐりウィール氏対照的

イングランド銀行(英中央銀行)の カーニー総裁は11日、経済のスラック(たるみ)が中銀の試算よりも大 きい可能性があるとの認識を示し、利上げを急がない方針を強調した。

カーニー総裁は英下院・財務特別委員会で証言。国内総生産 (GDP)に占める余剰生産能力について、英中銀が先月公表した物価 報告の中で示した試算1-1.5%の「上限」にあると発言。一方、金融 政策委員会(MPC)のウィール委員は書面で「私の見積もりではよく ても1%未満」と指摘。スラックの度合いをめぐり当局者の間で意見の 相違があることが浮き彫りとなった。

英中銀は先月、政策金利に関するフォワードガイダンス(時間軸政 策)の軸足をこれまでの失業率から余剰生産能力に移した。失業率が利 上げ検討開始の目安としていた7%に想定よりも速いペースで近づいた ためだ。政策金利は現在、過去最低の0.5%。

カーニー総裁はまた、量的緩和策である3750億ポンド(約64兆3100 億円)規模の資産購入プログラムを解消し始める時期について、「数 回」の利上げ実施後との見通しを示した。

原題:Carney Touts BOE Low-Rate Pledge as Weale Dissents on Slack (1)(抜粋)

--取材協力:Scott Hamilton.

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