ECB:資産査定のマニュアル公表、対象530兆円-7月に結果

欧州中央銀行(ECB)は域内銀行 の資産査定のマニュアルを公表した。当局は128行のリスク加重資産 の58%に当たる3兆7200億ユーロ(約530兆円)余り相当の資産を銀行 に出向いて査定する。

285ページから成る「資産の質査定(AQR)」のマニュアルに基 づき、ECBのスタッフと各国の規制当局および会計事務所が査定を実 施する。査定の結果判明する自己資本比率の調整の必要性については、 7月中に公表するという。10月にはストレステスト(健全性審査)の結 果が発表され、銀行はその後に追加資本の調達を迫られる可能性があ る。

AQRは今後数カ月で行われる。船舶ローンや商業用不動産などの 資産を10の作業分野に分けて査定するという。資産査定は11月にECB が銀行の監督責任を一元的に担う前の包括的審査の一環。第1段階で査 定対象の資産を決定後、第2段階としてAQRを行う。経済・金融面の 逆風シナリオに対する耐久力を査定するストレステストは第3段階。

原題:ECB Homes In on Risky Assets as Inspectors Fan Out Across Europe(抜粋)

--取材協力:Alessandro Speciale、Nicholas Comfort.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE