福島原発の汚染水、長期的対策欠く-東電改革監視委の委員長

外部有識者で構成される東京電力の 原子力改革監視委員会のデール・クライン委員長(元米原子力規制委員 会委員長)は、福島第一原子力発電所の汚染水管理は不十分だとの見方 を示した。

クライン委員長は福島第一原発事故3周年を記念する演説用に準備 した原稿の中で、施設内のタンクにためられている汚染水の処理につい て、長期的な計画を欠いていると述べた。

東電は福島第一原発の廃炉には40年かかり、費用は最大11兆円との 試算を示している。メルトダウン(炉心溶融)を起こした1-3号機か らの燃料取り出しについて、クライン氏はこれまで前例がないと指摘し た。

クライン氏は「進展はしているが、汚染された地下水などに関する 長期的な取り組みが不十分だ。福島で最も難しい課題は溶けた燃料や使 用済み燃料の冷却を続け、どうやって損傷した格納容器から安全に取り 出すかだ」と指摘した。

福島第一原発には2月25日現在で、1100基以上のタンクに計43 万1000トン以上の汚染水が貯蔵されている。汚染水は地下水と原子炉の 冷却水が混じり合い1日400トンの割合で増えている。

原題:Tepco’s Progress Inadequate on Radioactive Water, Adviser Says(抜粋)

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