ユーログループ議長:単一破綻処理基金で合意に向け良い進展

ユーロ圏財務相会合(ユーログルー プ)は10日、銀行破綻処理の法制化をめぐる行き詰まり打開に向けた協 議をブリュッセルで行った。ユーログループのダイセルブルーム議長 (オランダ財務相)は会合後に「良い進展」があったと語った。

欧州連合(EU)は単一破綻処理メカニズム(SRM)と、銀行の 救済・整理コストを負担する共通基金で妥協点を模索している。欧州中 央銀行(ECB)のドラギ総裁は先週、5月の欧州議会選挙までに合意 に達しなければユーロ圏と銀行同盟の行方に重大な影響が生じると警告 し、早期の合意を求めていた。

ダイセルブルーム議長は、銀行破綻処理機関による意思決定のルー ルについて結論は得られなかったと説明。基金を積み立てるスピード や、基金が金融市場から資金調達を行う時期と方法といった問題もなお 未解決だと語った。財務相らは11日に協議を再開する。

同議長は会合後に記者団に対し、基金の流動性について「提案の一 層の強化を目指す必要があるだろう」と述べ、EU諸国と欧州議会が3 月末までに合意を望む意思を確認したことを明らかにした。

欧州議会の要求に抵抗するドイツのショイブレ財務相は会合後、コ メントを避けた。フランスのモスコビシ財務相は、基金を8年かけて積 み立てる提案をドイツが受け入れ不可能という状況ではないと指摘し た。

ダイセルブルーム議長によれば、国境を越えて事業展開する銀行が 経営破綻した場合の負担の公平な割り当て方法など一部の要素で各国財 務相が合意に達し、監督当局がどの段階で銀行の債権者に損失負担を命 じるかに関するルールを具体化する方法についても妥協案がまとまっ た。

財務相らは当初創設される国ごとの部分基金の取り扱い方法も議論 した。同議長は「部分基金間の資金融通の可能性」にも言及した。

原題:EU Ministers Fall Short of Bank-Crisis Fund Deal Sought by ECB(抜粋)

--取材協力:Radoslav Tomek、Patrick Donahue、Lorenzo Totaro、Stephanie Bodoni、Jonathan Stearns、Kasper Viita、Zoe Schneeweiss、Ben Sills、Jim Brunsden.

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