弱気相場入りの鉄鉱石、09年8月以来の急落-中国の動向懸念

弱気相場に入った鉄鉱石価格の下落 が続いている。生産増加に伴う世界的な供給過剰の兆候が示され、中国 の需要鈍化への懸念も高まる中、10日には2009年8月以来の大幅な下げ となった。

スチール・インデックスのデータによると、中国天津港に荷揚げさ れる鉄鉱石(鉄分62%)の価格は同日、前日比8.3%安の1ドライトン 当たり104.70ドルと、12年10月以来の安値を付けた。下落率は過去4年 余りで最大。指標となる天津港の鉄鉱石価格は、5カ月ぶりの高値であ る142.80ドルに達した昨年8月14日以降、27%下落している。鉄鉱石は 今月7日に弱気相場入りした。

中国税関総署が8日発表したデータによると、2月の鉄鉱石輸入 は6124万トンと、1月の8683万トンから減少した。中国の港湾の在庫急 増を背景に、過剰在庫により輸入が圧迫されかねないとの観測が台頭。 オーストラリアとブラジルの主要生産会社が増産計画に数十億ドルを投 じたことを受け、豪英系BHPビリトンと英豪系リオ・ティントは今年 の価格下落を予想している。

原題:Iron Ore Plunges Most Since August 2009 on China Demand Concern(抜粋)

--取材協力:Maria Kolesnikova、Phoebe Sedgman、Isis Almeida.

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