商品デリバティブの取引高、昨年23%増-大手銀撤退でも堅調

商品デリバティブ(金融関連商品) の取引高が昨年、米国と中国を中心に23%増加した。大手銀行は同時期 に商品事業からの撤退を進めていた。

世界取引所連合(WFE)が10日、電子メールで送付したリポート によると、商品デリバティブ取引高の増加ペースは金利および為替関連 デリバティブを上回った。商品デリバティブは取引高全体の18%を占め た。株式関連は5.3%減少した。

商品から総額472億ドル(約4兆9000億円)の投資資金が引き揚げ られ、米JPモルガン・チェースやモルガン・スタンレーなどの銀行が 商品部門の売却先を探す中、商品デリバティブの取引高は増加した。シ ティグループなどの銀行が商品市場のスーパーサイクルが終了したとの 見方を示したことから、商品24品目で構成するS&P・GSCI指数は 昨年、過去5年で最低のパフォーマンスを示した。スーパーサイクルに より商品相場は2001年以降、ほぼ4倍に上昇した。

米インターコンチネンタル取引所(ICE)が店頭エネルギースワ ップを先物契約に切り替えたことに加え、中国本土の取引所で取引高の 「急増が続いている」ことから、昨年の商品デリバティブの取引高は40 億枚と、前年の32億4000万枚から増加した。

原題:Commodities Trading Jumped 23% Last Year Even as Banks Retreat(抜粋)

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