米ボーイング株が下落-「787」点検とマレーシア機消息不明で

10日の米株式市場で、米航空機メー カーのボーイングの株価は下落。納入前の旅客機「787」(ドリームラ イナー)に関して、翼の細い亀裂の有無を調べていると公表したほか、 マレーシア航空の「777-200」型機が消息不明となったことが響いた。

スターン・アギー・アンド・リーチのアナリスト、ピーター・アー メント氏は「亀裂に関する報告と点検の実施で、1-3月(第1四半 期)の納入が減少する公算が大きい。加えて、マレーシア航空機が消息 を絶ったことも今週は株価の重しになろう」と指摘した。

ボーイング株は前週末比1.3%安の126.89ドルで終了。同株は過去 1年間で56%上昇。S&P500種株価指数は同期間に21%上げている。

アーメント氏によれば、点検と補修に1機当たり最大2週間を要 し、1-3月期の納入と売上高に響く恐れがある。

コーウェンの航空宇宙アナリスト、カイ・フォン・ルーモア氏は10 日付の顧客向けリポートで、航空各社が既に運航している機体への影響 はなく、世界最大の航空機メーカーであるボーイングにとって小さな問 題で終わるとの見方を示した。2月のドリームライナー納入は4機にと どまったが、3月は勢いを幾分取り戻すと予想。ただ、1-3月期の納 入は同氏予測の20機に届かないだろうと語った。

8日に消息を絶ったマレーシア航空のクアラルンプール発北京行き 旅客機(乗客227人、乗員12人)の捜索活動には9カ国が参加。ボーイ ングの10日の発表によると、同社は米国の事故調査機関に協力してい る。

原題:Boeing Falls as Asian Jet Mystery Adds to 787 Wing Cracks (2)(抜粋)

--取材協力:Chong Pooi Koon、Alan Levin.

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