NY銅先物:2年4カ月ぶり大幅安、成長鈍化懸念で

10日のニューヨーク銅先物相場は続 落。2営業日の下げとしては2年4カ月ぶりの大きさとなった。世界最 大の工業用金属消費国の中国に加え、フランスでも経済成長鈍化の兆し が示された。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先物 は、昨年6月以来の3ドル割れ。フランス国立統計経済研究所 (INSEE)が10日発表した1月の鉱工業生産指数は予想に反して2 カ月連続で低下したほか、別に発表された2月の企業の信頼感指数も下 がった。中国税関総署が8日発表した2月の輸出も2009年以来で最大の 減少となった。銅相場は年初来で11%安と、ブルームバーグが集計して いる34の商品で最も下落している。

ロング・リーフ・トレーディング・グループ(シカゴ)のチーフマ ーケットストラテジスト、ティム・エバンズ氏は電話取材で、「中国や 欧州連合(EU)といった主要な経済圏を中心とする一連の統計は需要 の減退を示しているようだ」と述べた。

COMEX部門の銅先物5月限終値は、前週末比1.7%安の1ポン ド=3.0315ドル。一時は同2.9955ドルと中心限月としては昨年6月25日 以来の安値を付けた。2営業日の下落率は5.8%と、11年10月20日以降 で最大となった。

原題:Copper Has Biggest Two-Day Drop in 28 Months on Economic Concern(抜粋)

--取材協力:Alfred Cang、Feiwen Rong、Alex Davis、Jae Hur、Agnieszka Troszkiewicz、Maria Kolesnikova.

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