新興市場株が続落 -中国の輸出減少で世界景気への懸念強まる

10日の新興市場の株式相場は続落。 中国の輸出が2009年以来最大の落ち込みを示し、世界経済が低迷すると の懸念が広がった。ブラジルのボベスパ指数は弱気相場入りに近づい た。

MSCI新興市場指数は1.2%安の955.02。上海総合指数を中心 に、ブルームバーグが調査する世界の94の指数が下げた。中国人民銀行 (中央銀行)が12年7月以来最も大幅に人民元の中心レートを引き下げ たことを受け、元が下落。ボベスパ指数は8カ月ぶりの安値を付け、昨 年10月22日からの下落率が19%超に達した。2日前に370便が消息を絶 ったマレーシア航空は過去最安値に下落した。

中国の景気鈍化で原材料の需要が抑制されるとの見方から、新興市 場の10業種の中で商品関連株が最大の下げとなった。中国の輸出減少は 今年7.5%の成長を目指す李克強首相の抱える困難を浮き彫りにするも のだ。

グリーンウッド・キャピタル・アソシエーツのウォルター・トッド 最高投資責任者(CIO)は電話取材に対し、中国経済について「問題 はどの程減速し続けるかだ」とした上で「中国がハードランディングす るかどうかをめぐって論争が続いており、誰も意見が一致していないよ うだ」と述べた。

原題:Emerging-Market Stocks Tumble as China Leads World Slump on Data(抜粋)

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