欧州債:ドイツ債と米国債の利回り格差拡大-スペイン債上昇

10日の欧州債市場ではドイツ国債が 上昇。米国債との利回り格差(スプレッド)が7年余りで最大となっ た。欧州中央銀行(ECB)が景気回復を維持するため低金利政策を堅 持する方針を示したことが手掛かり。

ECBが回復兆候の見られる景気を支え続ける決意を示したことを 背景に、ユーロ圏諸国の国債は5カ月連続で米国債のパフォーマンスを 上回っており、スペイン債の利回りは8年ぶりの低水準となった。 ECBのドラギ総裁が政策金利を「長期にわたり」低い水準で維持する 方針を先週あらためて示した一方、米連邦公開市場委員会(FOMC) は債券購入額を縮小することで量的緩和縮小を進めている。

INGグループのシニア金利ストラテジスト、アレッサンドロ・ジ アンサンティ氏(アムステルダム在勤)は「ドイツ国債と米国債のスプ レッドは拡大するだろう」と指摘。「先進国の中央銀行の中で早期に利 上げに踏み切る1行がFOMCだとの観測が要因だ」と付け加えた。同 氏はスプレッドが向こう1カ月に130ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)まで拡大すると見込んでいる。

ロンドン時間午後5時現在、ドイツ10年債利回りは前週末比3bp 低下の1.63%。米国債とのスプレッドは116bpに拡大し、終値ベース で2006年6月以降の最大となった。同国債(表面利率1.75%、2024年2 月償還)価格は0.26上げ101.14。

スペイン10年債利回りは6bp低下し3.30%。これは06年1月以来 の低水準。イタリア10年債利回りは5bp下げて3.37%。

原題:Euro Anxieties Wane as Bunds Top Treasuries, Spain Debt Rallies(抜粋)

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