欧州株:下落、ウクライナ情勢を懸念-中国指標で鉱山株に売り

10日の欧州株式相場は下落。ウクラ イナのクリミア半島でロシア軍が勢力を強め、緊張が高まっている状況 が背景。さらに、中国の輸出が予想に反して落ち込んだことを手掛かり に、鉱山株が売られた。

銅精錬などを手掛けるドイツのアウグビスと、銀生産大手の英フレ シニーヨを中心に資源株が下げた。一方、フランスの通信会社イリアッ ドは上場した2004年以来の高値を付けた。ブイグが通信ネットワークな ど一部資産をイリアッドに売却する交渉を進めていることを明らかにし た。英航空機用エンジンメーカーのロールス・ロイス・ホールディング スは1.7%上昇。ダイムラーがエンジン合弁会社の持ち株50%をロール ス・ロイスに売却する方針を示したことが買い材料。

ストックス欧州600指数は前週末比0.5%安の331.40で終了。先週 は1.5%下げ、週間ベースとしては1月以来で初めてマイナスとなっ た。

オフィ・ジェスチョン・プリべ(パリ)の運用担当者ジャック・ポ ルタ氏は「ウクライナの問題はそう簡単に片付かないため、投資家は懸 念している」とし、「いずれ解決策が出てくるだろうが、それまで相場 は大きく変動する可能性がある」と発言。「中国の輸出データは悪材料 だった。そのため欧州の鉱山株が下げた」とも語った。

中国の8日の発表によれば、2月の輸出は前年同月比18.1%減。ブ ルームバーグ・ニュースがまとめた市場関係者の予想中央値は7.5%増 だった。

10日の西欧市場では18カ国中11カ国で主要株価指数が下落。独 DAX指数は0.9%、英FTSE100指数が0.4%それぞれ下げた。仏 CAC40指数は0.1%上昇した。

原題:European Stocks Drop on Ukraine Concern as Miners Slump on China(抜粋)

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