アジア・太平洋株式サマリー:中国、香港株下落-景気減速を懸念

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。ハンセン中国企業株(H株)指数が約1カ月 ぶりの安値を付けた。市場予想を下回る中国貿易統計の弱さを受け、同 国が成長目標を達成できないとの懸念が高まった。

銅先物相場の下落を受け江西銅業(358 HK)は3.3%安。ギャラク シー・エンターテインメント・グループ(銀河娯楽集団、27 HK) が3.2%下げるなど、カジノ株も安い。セメントメーカーの華潤水泥 (1313 HK)は5.3%安。決算発表で利益が予想に届かなかった。中国南 方航空(1055 HK)は3.8%安。消息不明のマレーシア航空機のチケット 7枚を販売したことを明らかにした。

H株指数は前週末比1.8%安の9536.85と、2月5日以来の安値で終 了。ハンセン指数は同395.56ポイント(1.8%)安の22264.93で引け た。

エドモン・ド・ロスチャイルド・アセット・マネジメントのマネー マネジャー、デービッド・ゴード氏(香港在勤)はブルームバーグテレ ビジョンのインタビューで、「貿易統計はかなり弱かった」と指摘。 「今年これまでに発表された中国のマクロ経済統計から判断すると、年 末に7.5%成長に達することはできないだろう。つまり財政刺激策が必 要となる」と述べた。

【中国株式市況】

中国株式相場は下落。CSI300指数が約5年ぶりの安値となっ た。2月の輸出が予想外に減少したことを受け、中国経済の減速懸念が 広がった。

上海、深圳両証券取引所のA株に連動するCSI300指数は前週末 比3.3%安の2097.79で終了。2009年2月以来の安値となった。江西銅業 (600362 CH)やエン州煤業(600188 CH)が大きく下げた。上海証取の 人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数は 同58.84ポイント(2.9%)安の1999.07で引けた。

中国の2月の輸出は前年同月比18.1%減。アナリストの予想中央値 は7.5%増だった。春節(旧正月)の連休時期が前年からずれていたた め予想がより困難となった。中国の成長減速や相次ぐ新株発行、ロシア とウクライナ間の地政学的緊張をめぐる懸念が広がる中、市場は北京で 開催中の中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で打ち出される 施政方針に注目している。

江海証券の徐聖鈞アナリストは「この日は悪材料が多かった。低調 な経済指標や新規株式公開(IPO)再開の可能性に加え、全人代は何 の驚きもなく閉幕しようとしており、ウクライナ情勢も助けになってい ない」と指摘。「こうした全ての要因が相場を圧迫している。プラス材 料は何も見当たらない」と述べた。

【インド株式市況】

指標のS&Pセンセックス指数は前週末比0.1%高の21934.83で終 了し、終値ベースの最高値を更新した。 * 銀行株と工業株が高い * 経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)改善で市場は楽観、総選 挙で強い政権が誕生するとの期待が高まった * インドステイト銀行は2.6%上昇し1月3日以来の高値を付け、 HDFC銀行は3.2%高

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前週末比50.79ポイント(0.9%)安 の5411.52。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週比20.26ポイント(1%)安の1954.42。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比48.72ポイント(0.6%)安の8665.24。

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