個別銘柄:非鉄株やアルプス電安い、冶金工やコロプラは高い

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

非鉄金属株:住友金属鉱山(5713)が先週末比3%安の1339円、三 菱マテリアル(5711)が2.7%安など。先週末のニューヨーク銅先物相 場は約2年ぶりの大幅安。中国本土の債券市場で初のデフォルト(債務 不履行)状態が発生したため、債務増加で中国の需要が抑制されるとの 懸念が強まった。市況安を受け、業績期待が後退した。

アルプス電気(6770):3.1%安の1290円。シティグループ証券で は、依然としてVCM(ボイスコイルモーター)への期待が過熱してい る印象だとし、投資判断の「売り」を確認した。ハイエンドのスマート フォンの成長性懸念を補えるだけのVCMの増客が進まなければ、成長 期待は収束すると警告。市場は来期営業利益350億円を織り込んでいる が、計画がその水準で発表されれば好材料出尽くしと予想した。

ジャフコ(8595):3.3%安の5270円。野村ホールディングスが保 有する普通株式の売り出しを実施すると発表した。株数は上限220万株 で、海外市場で行う。売り出しに伴う株式需給の悪化が懸念された。

日本冶金工業(5480):4.8%高の347円。連結子会社ナストーア溶 接テクノロジーの全株式を電元社製作所の100%子会社に譲渡すること を決めた。売却による特別利益計上で14年3月期純利益見通しを1億円 から4億円に増額した。

カナモト(9678):7.4%高の3260円。13年11月-14年1月期営業 利益は前年同期比46%増の57億円となった。震災復興事業の本格化や消 費増税前の駆け込み需要、インフラ老朽化対策工事などの貢献から、主 力の建設機械のレンタル需要が高水準に推移した。

コロプラ(3668):7.1%高の3015円。ジェフリーズは投資判断 「買い」、目標株価4000円で調査を開始した。急拡大するモバイルゲー ム市場で上位3社の一角を占め好位置にあり、営業利益は今後3年で10 倍に拡大すると予想。有能な経営陣や、開発・データ分析・マーケティ ング力なども業績の伸びを後押しすると分析した。14年9月期営業利益 予想は250億円(会社計画180億円)、来期は370億円、再来期500億円。

第一三共(4568):1.6%安の1746円。子会社でインド最大の製薬 企業ランバクシー・ラボラトリーズは、米ファイザーのコレステロール 降下剤「リピトール」のジェネリック(後発医薬品)の一部をリコール (自主回収)する。米食品医薬品局(FDA)によると、10ミリグラム 錠剤用の密封されたボトルに容量20ミリグラムの錠剤1個が混入してい るのが見つかったと、薬剤師から指摘を受けたため。

日本デジタル研究所(6935):3.8%高の1494円。10日午後、期末 配当予想を従来の15円から35円に増配すると発表した。通期で過去最高 益を予想できるほど業績が好調に推移していることが要因。

電通(4324):1.6%高の4070円。2月単体売上高は前年同月 比12%増の1176億円だった。野村証券では同証券予想の10%増を上回っ たとし、オリンピック開催の影響が主な理由だが、幅広い業種で積極的 な広告出稿スタンスが確認できた点はポジティブとした。

東洋建設(1890):7%高の366円。14年3月期営業利益予想を35 億円から前期比28%増の36億5000万円に増額修正した。公共投資が堅調 に推移し、民間設備投資も回復基調が継続したことが押し上げる。同時 に期末配当予想を5円から7円へ引き上げた。

テックファーム(3625):ストップ高となる300円(24%)高 の1567円。3月末の株主を対象に1株を2株に株式分割することや、米 国ラスベガスにカジノ市場向けモバイル電子マネーサービスの事業開発 などを手掛ける子会社を設立することを発表。株式流動性の向上やカジ ノ市場への今後の展開が期待された。

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