NZ中銀:政策金利を引き上げか、インフレ加速で-13日に会合

3年前のニュージーランド地震で財 産を失ったアリアナ・ギフォードさんは、当時よりも状況が悪化すると は考えてもいなかった。この3年間で家賃は30%値上がりし、ギフォー ドさんは家計のやりくりに苦労している。

震災で心に傷を負った3人の幼い娘を抱えるシングルマザーのギフ ォードさん(32)が借りている物件の家賃は近くさらに18%引き上げら れる予定だ。「悪夢が終わることはない。賃貸物件は旺盛な需要のため に完全な貸し手市場だ。日々の生活は絶え間ない苦労の連続だ」とい う。

ニュージーランドでは、地震で被害を受けたクライストチャーチの 復興に伴う建設ブームで賃金が上昇する一方、住宅コストの急増がイン フレ加速を招いている。ニュージーランド(NZ)準備銀行は3年前と は逆に利上げ圧力にさらされている。同中銀は11年3月の金融政策決定 会合では、185人が死亡し、多くの建物が倒壊した地震の経済的影響を 和らげるため、政策金利を過去最低水準の2.5%に引き下げた。

ウィーラー総裁率いるNZ中銀は主要先進国では最初に記録的な低 金利政策から抜け出す中銀となりそうだ。ブルームバーグがエコノミス ト15人を対象にまとめた調査では、同中銀が13日に0.25ポイントの利上 げを決めると全員が予想した。政策金利は年末までに3.5%(予想中央 値)に引き上げられると見込まれている。

ギフォードさん自身は住宅ローンを抱えていないが、「大家にはロ ーンがあるため、利上げで費用が増えれば家賃に跳ね返ってくる」と話 しており、利上げによって家計がさらに苦しくなりそうだ。

原題:RBNZ’s Wheeler Poised on Rates as Quake Rebuild Fuels Prices (1)(抜粋)

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