英RBS傘下のクーツ、金投資増やす-中国の需要増で

英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコ ットランド・グループ(RBS)のプライベートバンキング部門である クーツは、ポートフォリオに占める金の割合を増やしている。昨年、過 去30年余りで最大の下落を示した金相場は、中国の富の増加に加え、ウ クライナ情勢など政治的リスクの高まりによる需要拡大を背景に上昇し ている。

クーツでアジアと中東担当の最高投資責任者(CIO)を務めるゲ ーリー・デュガン氏は、ポートフォリオに組み込む金の割合を3-4% と、昨年の1-2%から増やしたことを明らかにした。同社の昨年12 月31日時点の運用資産は297億ポンド(約5兆1200億円)。

アジアの消費拡大と新興国の市場混乱で需要が増加し、金相場は今 年に入って反発している。業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル (WGC)によれば、中国の金需要は昨年32%増え、インドを抜いて世 界最大の金消費国となった。

デュガン氏は5日、シンガポールでのインタビューで「現物需要は 旺盛で、ウクライナ情勢の緊迫化もあって金相場は上昇した」と指摘。 「ただ、それ以前にも当社の顧客からは投資先を多様化するため金の割 合を増やすよう実需があった」と述べた。

ロシアの部隊がウクライナのクリミア半島を事実上掌握したと伝え られたことから、金相場は3日、4カ月ぶりの高値である1オンス当た り1354.87ドルに達した。

原題:Coutts Adds Gold as Demand in China Climbs With Risk in Ukraine(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE