欧州債:スペイン債高い、週ベースで周辺国債スプレッド縮小

7日の欧州債市場ではスペインなど いわゆる周辺国の国債相場が総じて上昇。今週を振り返れば、ギリシャ やアイルランドの国債利回りが少なくとも2010年以来の低水準に下がっ た。ユーロ圏のソブリン債危機からの回復が勢いを増している。

ウクライナとロシアとの間で高まる緊張が新興市場に影響したにも かかわらず、これら周辺国債は週間ベースで値上がり。欧州中央銀行 (ECB)は6日に追加緩和をしなかったが、相場はもちこたえてい る。ポルトガル10年債のドイツ債に対する上乗せ利回り(スプレッド) はこの日、3年半で最も小幅となった。

ラボバンク・インターナショナルの債券ストラテジスト、リチャー ド・マクガイア氏は「問題含みの新興市場国と比べ、周辺国の状況はず いぶん明るい」と指摘。「スプレッドは縮小し続けるだろう。スペイン とイタリアではスプレッドの縮小が大分進んだが、価格の上昇余地はま だ残されている。ポルトガルとギリシャはまだかなり期待できる」と付 け加えた。

ロンドン時間午後4時46分現在、スペイン10年債利回りは前日比4 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.36%。前週末比で は13bp下げ、1月3日終了週以来の大幅な利回り低下となった。前日 は3.35%に達し、06年1月以来の低水準となっていた。債務危機時のピ ークは12年7月に付けた7.75%。同国債(表面利率3.8%、2024年4月 償還)の価格はこの日、0.345上げて103.70。

スペイン10年債のスプレッドは今週、17bp縮小し171bp。10 年11月以降の最小となる169bpとなる場面もあった。イタリア10年債 のスプレッドは8bp縮小の177bp。前日は174bpと、11年6月以降 で最も小幅になった。

ポルトガル10年債のスプレッドはこの日、一時14bp縮んで290b p。これは10年8月20日以降で最小。

ドイツ10年債利回りはこの日、ほぼ変わらずの1.65%。一時は2 月25日以来の高水準となる1.68%に達した。

英10年債利回りはロンドン時間午後5時現在、3bp上昇 の2.79%。同国債(表面利率2.25%、2023年9月償還)価格は0.22下 げ95.49。

原題:Spain’s Bulletproof Bonds Resist Ukraine Strains in Debt Rally(抜粋) U.K. Yields at Highest Versus Germany’s Since ’05 on Growth Bets (抜粋)

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