ドラギ総裁、追加の金融緩和措置は不必要の公算-景気回復で

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総 裁は、ユーロ圏経済に追加の金融緩和措置は必要ないかもしれないとの 認識を示唆している。

ドラギ総裁は6日、リスクが引き続き下振れ方向であることを認め つつ、インフレ率は2016年末に同中銀の目指す水準に近づくとの見通し に自信を示した。

追加措置にはさらなる情報が必要として同総裁が行動を見送ってか ら1カ月後に公表されたECBの最新予測は、主要政策金利を過去最低 の0.25%で据え置くことを決めるのに十分な内容だった。ただ、総裁は 為替レートが物価安定を脅かす可能性を指摘しており、ユーロ高が進行 した場合にはECBの姿勢が試される可能性がある。

JPモルガン・チェースのエコノミスト、グレッグ・フゼジー氏 (ロンドン在勤)は「現状に対するドラギ総裁の満足度は高まっている ようだ」と指摘。「われわれはECBがある時点で小さな行動を取ると の見方については柔軟な立場を維持するが、そうした展開となるために は指標の面で大きな失望が必要だろう」と述べた。

11年11月の就任以降、5回の利下げに加え非伝統的措置を導入した ドラギ総裁は、過去最長のリセッション(景気後退)から脱してほぼ1 年が経過し自信につながる経済指標の発表が相次いでいることに言及し た。

原題:Draghi Withholds Further Monetary Medicine as Euro Area Recovers(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE