商品相場、ゴールドマンなどの予想に反し高騰-天候要因で

「楽しいピクニックを計画すること はできるが、天候は予想できない」。米ヒップホップデュオのアウトキ ャストはかつてこう歌った。メンバーのビッグ・ボーイとアンド レ・3000はこの言葉で、今年これまでの商品相場の動きを表現していた のかもしれない。

ブラジルの干ばつのほか、北米全域を覆った寒波など極端な天候の 影響でコーヒー生豆や粗糖、天然ガスが強気相場入りした。さらにウク ライナ情勢の緊迫化によりエネルギーと穀物の供給懸念が高まってい る。商品相場の高騰は、昨年の下落が今年も続くと予想していた米シテ ィグループやゴールドマン・サックス・グループなどの銀行にとって予 想外の展開だ。

調査会社EPFRグローバルによると、商品ファンドへは2月に15 億7000万ドル(約1600億円)が流入し昨年9月以降で初の増加となっ た。昨年は過去最高の433億ドルが流出した。昨年、弱気相場入りした 金への投資を避けていた投資家らは、上場投資信託(ETF)を通じた 金保有を今年2月に2012年以降で初めて増やした。ブラジルが干ばつに 見舞われたため、コーヒー生豆が記録的豊作になるとの見通しは薄れ た。コーヒー相場は過去20年で最長の下落を示した後、高騰している。

ウェルズ・ファーゴ・アドバイザーズのチーフ国際ストラテジス ト、ポール・クリストファー氏(セントルイス在勤)は「商品は既に大 きく売られていたが、現時点の商品市場ではほとんど関連性のない一連 の要因が発生している」と指摘。「これらの要因の多くは天候に関する ものであり、緩和していくだろう。今が長期的な投資家にとって実行可 能なチャンスとは思わない。むしろトレーディングの好機だ」と述べ た。

コーヒーが77%高騰したほか、穀物や豚赤身肉、トウモロコシ、金 などが軒並み上昇したため、商品24品目で構成するS&P・GSCIス ポット指数は年初来で2.9%上げている。

原題:Gold Defying Goldman Sachs With Coffee Percolating: Commodities(抜粋)

--取材協力:Maria Kolesnikova、Chanyaporn Chanjaroen. Editors: Millie Munshi, Steve Stroth

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