オバマ米大統領:ウクライナ問題でロシアに代償負わせる

オバマ米大統領は6日、米国は同盟 国と共にロシアに対しウクライナから手を引くよう圧力を加え続けると 表明し、ロシア政府がこれに応じない場合はさらなる制裁の可能性があ ると述べた。

米政府がウクライナの主権侵害に加担したと見なすロシアなどの当 局者への査証(ビザ)発給制限を発表した後、オバマ大統領はホワイト ハウスで記者会見した。大統領は金融制裁も承認した。

オバマ大統領は「こうした措置を通じて米国はロシアに代償を負わ せるための努力を続ける」と言明。一連の措置は欧州同盟国との緊密な 協力の下で講じられたと説明した。

オバマ大統領はまた、クリミア自治共和国の分離独立派リーダーら が推し進めたロシアへの帰属を問う住民投票はウクライナ憲法違反であ り、国際法にも反すると指摘した。

米国の制裁措置が影響力を持ち得るかは欧州連合(EU)が制裁に 加わるかどうか次第。EU首脳はこの日、ロシアとの通商交渉やビザ発 給をめぐる協議を一時停止するとともに、特定のロシア当局者を対象に した制裁を準備した。ただ、制裁措置の実施を急ぐかどうかについて EU首脳の間に不協和音が生じている。

ピーターソン国際経済研究所のアンダース・アスランド上級研究員 は電子メールで、「経済的な圧力は欧州が強硬な措置を取るかどうかに 大きく左右される。米国はロシアの輸出先の3%にすぎないが、欧州は 半分近いからだ」とコメントした上で、「ロンドンはロシアの金融市場 だ」と指摘した。

原題:Obama Says U.S. Seeks to Raise Cost for Russia in Ukraine (2)(抜粋)

--取材協力:Phil Mattingly、David Lerman、Richard Rubin、Kasia Klimasinska、Sandrine Rastello、Terry Atlas、Derek Wallbank、Angela Greiling Keane. Editors: Joe Sobczyk, Mark McQuillan

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