LMEニッケル9カ月ぶり高値、ロシア産などの供給懸念で

6日のロンドン金属取引所 (LME)では、ニッケル相場が9カ月ぶりの高値に上昇。採掘量で世 界首位のインドネシアが鉱石輸出を規制している中、世界2位のニッケ ル生産国のロシアに対して米国が通商上の制裁を科す意向を示したこと から、供給面の制約が強まるとの懸念が深まった。

オバマ米大統領は、ロシアがウクライナから撤収するよう、圧力を 強め続けると発言。インドネシアでは、7月の大統領選の有力候補だと 自称するアブリザル・バクリ氏が、国内産業強化のためさらに多くの天 然資源を自国にとどめるべきだと語った

TDセキュリティーズのシニア商品ストラテジスト、マイク・ドラ ゴシツ氏(トロント在勤)は電子メールで、「ロシアはニッケルの大手 生産国であるため供給懸念が生じ、相場上昇を支援している」と指摘。 バクリ氏の主張に関しては「中国でのニーズが、もっと高コストな他の 供給源によって満たされねばならないとの見方を強める内容だ」と述べ た。

LMEのニッケル相場(3カ月物)終値は前日比1.3%高の1トン =1万5470ドル。一時は同1万5562ドルと昨年6月3日以来の高値を付 けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の銅先物5 月限は、同0.5%高の1ポンド=3.218ドル。

原題:Nickel Reaches Nine-Month High on Russia, Indonesia Supply Risks(抜粋)

--取材協力:Agnieszka Troszkiewicz. Editors: Millie Munshi, Joe Richter

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE