フィラデルフィア連銀総裁:慎重な緩和縮小は遅過ぎる恐れ

フィラデルフィア連銀のプロッサー 総裁は、米国の経済成長が今年に入って加速する見通しであることか ら、毎回の金融政策会合で決める漸進的な資産購入の縮小では規模が小 さ過ぎる可能性があると述べた。同総裁は今年の米連邦公開市場委員会 (FOMC)で投票権を持つ。

プロッサー総裁は6日、訪問先のロンドンで講演。「資産購入の慎 重なペースでの減速は正しい方向へ向かっている。しかし、引き続き FOMCの予測通りの経済的な展開となった場合、かなり後手に回る可 能性がある」と言明した。

イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長は2月27日、経済の見 通しに「有意な」変化が生じれば、債券購入を徐々に縮小させる戦略の 変更を検討する可能性があると発言している。FOMCは3月18-19日 にイエレン議長就任後初の会合を開く。

プロッサー総裁は「FOMCは慎重に縮小を進めており、このまま いけば年内に資産購入プログラムは終了する」とした上で、「景気が引 き続き改善した場合、歴史的に見て正反対の方向に進むべきである状況 下でも、まだ緩和拡大を試みているという事態になりかねない」と付け 加えた。

同総裁は講演後に記者団に対し、いわゆる量的緩和プログラムをよ り迅速に終了するのが望ましいと自身は考えていたものの、FOMCは 経済の小さな変化に対応して縮小計画を修正する方向には傾いてはいな いと述べた。

同総裁は「ペースを変えるハードルはかなり高いと考える」と説 明。「われわれがこの道筋にあり、何らかの重大な出来事がない限り、 それから外れることはないといった幅広い認識が市場にはあるようだ。 私としては差し当たりそれで良いと思う」と語った。

原題:Fed’s Plosser Says Measured QE Taper Steps May Be Too Slow (1)(抜粋)

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