ECB:政策金利据え置き、景気勢い付く兆候でドラギ総裁一息

欧州中央銀行(ECB)は6日、政 策金利を据え置いた。景気が勢いを増す兆候が、ドラギ総裁に一息つく 余裕を与えた。

ECBはフランクフルトで定例政策委員会を開き、短期金利の調節 手段である短期買いオペ(売り戻し条件付き債券買いオペ=レポ)の最 低応札金利を過去最低の0.25%で据え置くことを決めた。

ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査では54人中40人が据 え置きを予想、14人が利下げを見込んでいた。ECBは中銀預金金利と 限界貸出金利もそれぞれゼロと0.75%で据え置いた。

追加情報が必要としてドラギ総裁が行動を見送ってから1カ月、ユ ーロ圏では予想より強い経済指標が相次いだ。危機時の債券購入によっ てシステムに注入された流動性の吸収をやめることなど、融資を促進し 銀行を支援する措置は依然として検討対象だが、ドラギ総裁が描く中心 的なシナリオは、景気回復が生産能力の余剰を吸収し物価を上昇させる というものだ。

ベレンベルク銀行の欧州担当シニアエコノミスト、クリスチャン・ シュルツ氏(ロンドン在勤)は「ユーロ圏では経済のスラック(たる み)が少しずつ解消されつつある。景況感は成長率が徐々に上がり失業 率が安定化することを示唆している」と述べた。ただ、インフレ率は 「ECBが物価安定の目安とする水準からかけ離れて低い」と付け加え た。

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