海外勢、小幅に2週連続買い、個人買い転換-2月4週日本株

2月4週(24-28日)の日本株市場 で、海外投資家は小幅ながら2週連続で買い越した。欧米株高の流れを 受け、相対比較で出遅れていた日経平均株価は週前半に一時1カ月ぶり に1万5000円を回復。しかし、後半にはウクライナ情勢や中国の人民元 急落など懸念材料が浮上し、相場の勢いは続かなかった。

東京証券取引所が6日午後に発表した投資部門別売買状況(東京、 名古屋2市場1・2部等合計)によると、同週に海外投資家は差し引 き158億円買い越した。前の週の買越額は459億円。

みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は、この週の海外勢動向につい て「海外株が2月の下旬にかけて強く、ウクライナ問題が浮上したが、 外部環境の安定ということで売りが一巡してきた」と見ている。

2月4週の日経平均株価は、前の週に比べ24円60銭(0.2%)安の 1万4841円7銭と反落した。

個人投資家は2週ぶりに買い越し、買越額は259億円。前の週 は2998億円の大幅売り越しだった。倉持氏は、週前半に日経平均が「1 万4000台前半から後半になり、打診的な買いが入った」と言う。個人の 現金、信用取引別の動向を見ると、現金では450億円売り越す半面、信 用で709億円の買い越し。2月28日時点の信用買い方の評価損益率はマ イナス10.67%で、直近最悪の同14日時点のマイナス11.99%から好転、 ただ21日時点のマイナス9.47%からはやや悪化した。

このほかの主体別動向は、買い越しが年金基金の動向などを映す信 託銀行が5週連続の買い越しで、買越額は343億円。一方、投資信託は 7週ぶりに小幅に売り越し(売越額13億円)、企業の自社株買いなどを 含む事業法人は2週連続の売り越し(同233億円)だった。全般的に日 本株の売買は細っており、2月4週の東証1部売買代金は1日平均で2 兆260億円と、1-3週の同2兆4272億円から17%減少。第4週の全投 資家売買の代金総計は24兆1582億円と、前の週から1.3%減った。

月間、個人売り越しに

東証が同時に公表した2月月間(3-28日)の動向では、海外勢 は829億円の売り越しと、2カ月連続の売り越し。ただ、売越額は1 兆1696億円と2008年3月以来の規模に膨らんだ前月から大きく縮小し た。少額投資非課税制度(NISA)の開始に伴い、1月は過去最高の 月間買越額1兆4270億円を記録した個人も、1098億円の売り越しに転じ た。

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