ウクライナ:核放棄で得た20年前の約束、プーチン大統領が破る

短い期間だがウクライナは世界3位 の核保有国だった。ウクライナは旧ソ連から引き継いだ数千の核弾頭を 破棄。その見返りに取り付けたのが、ウクライナに対し軍事力を行使し たり武力で威嚇したりしないとする米国やロシアとの約束だ。だがロシ アのプーチン大統領は4日、この約束をほごにした。

ロシア軍がウクライナのクリミア半島を掌握したことで、米国とロ シア、英国、それにウクライナが1994年に調印した「ブダペスト覚書」 が注目されている。プーチン大統領の行動は今回の危機だけでなく、米 国とロシアの核兵器削減交渉を含めた将来の安全保障協議に長期的な影 響を及ぼす可能性がある。

ケリー米国務長官は5日にパリで、「非常に明白な法的義務がリス クにさらされている」と述べた。英・米・ウクライナは共同声明で、ブ ダペスト覚書について話し合う同日午前の会合にロシアのラブロフ外相 が出席しなかったとし、「極めて遺憾」だと表明した。

原題:Ukraine Gave Up Nuclear Weapons in 1994 Accord Flouted by Russia(抜粋)

--取材協力:Nicole Gaouette、Indira A.R. Lakshmanan.

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