中国指導部が2014年の経済成長率目 標を引き下げなかったことで、同国の21兆ドル(約2150兆円)の債務が さらに膨らむとの観測が高まっている。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)と野村ホールデ ィングスのアナリストは、中国当局は金融政策の緩和が必要となると指 摘。李克強首相は5日開幕の全国人民代表大会(全人代、国会に相当) で、14年の成長率目標を昨年と同水準の7.5%と発表し、「適切」な与 信の伸びを目指すと表明した。

中国指導部はシャドーバンキング(影の銀行)や08年の景気てこ入 れ策を受けて膨らんだ地方政府債務の抑制に取り組んでいる。短期金利 が上昇し、高利回りの投資商品や社債のデフォルト(債務不履行)の懸 念が高まる中、李首相は成長支援を進める方針だ。

クレディ・アグリコルの香港在勤エコノミスト兼ストラテジスト、 ダリウス・コワルツィク氏は、中国が「リスク抑制にもっと注意を向け ると期待していたが、成長を重視した」と指摘。「レバレッジ拡大の代 償を支払わなければならなくなるだろう。この問題に本気で取り組め ば、問題解決のコストはさらに大きくなる」と述べた。

5日の中国株式市場で上海総合指数は前日比0.9%安と、約1週間 ぶりの大きな下げで取引を終了。本土で取引されている社債に初のデフ ォルトが今週発生するとの懸念が広がった。太陽光発電関連メーカーの 上海超日太陽能科技が、7日の社債利払い日に予定している8980万元 (約15億円)の利息を全額は支払えない可能性があると発表した。

原題:China $21 Trillion Debt Load Seen Swelling on ’14 Economic Plan(抜粋)

--Kevin Hamlin, 取材協力:Cynthia Li. Editors: Scott Lanman, Nerys Avery

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