バフェット氏、最良の投資-ミスターマーケットと出会う一冊

著名投資家のウォーレン・バフェッ ト氏は自身が率いるバークシャー・ハサウェイの株主に宛てた先週の書 簡で、今までに行った最良の投資はベンジャミン・グレアムの著書「賢 明なる投資家」を買ったことだと述べた。

1949年の同著を高く評価するのはバフェット氏ばかりではない。資 産運用会社ルーミス・セイレスのダニエル・ファス副会長や米ハリス・ アソシエイツのデービッド・ヘロー最高投資責任者(CIO)も、市場 の仕組みを理解し、成功のコツを学んだのは同著のおかげだと考えてい る。

1934年の「証券分析」の内容をさらに発展させたこの本で筆者は、 極端な楽観と悲観の間を行き来する躁うつ病の「ミスターマーケット」 を世界に紹介した。著者の見解では、投資家の仕事は事業の価値を自分 で判断し、割安な時には買い、価格が不合理な水準になったら売ること だという。この公式は現在も有効だと、今は亡き著者の信奉者らは称え る。

ファス氏(80)は電話インタビューで、「あの本から幾つかの良い 習慣を学んだ。世界中が見向きもしない証券でも根本的な価値があると 自分が思えば、買うべきだということだ。至って単純だ」と話した。

1976年に没したグレアムはプロの投資家であり学者だった。「証券 分析」はコロンビア大学の同僚との共著で、バリュー投資のバイブルと されている。

原題:Buffett’s Top Book Purchase Guides Fuss to Marks Beating Market(抜粋)

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