アジア・太平洋株式サマリー:香港と中国株は下落-印株は続伸

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式市場では、香港上場の中国株の指標であるハンセン中国企 業株(H株)指数が反落し、約3週間ぶりの安値となった。中国本土で 取引されている社債で初のデフォルト(債務不履行)が発生するとの懸 念が高まった。

H株指数は前日比1.2%安の9661.99と、2月10日以来の安値で終 了。ハンセン指数は77.85ポイント(0.3%)安の22579.78。太陽電池セ ルメーカーの上海超日太陽能科技が、社債利払い日の7日に予定の利息 を全額は支払えない可能性があると発表した。

中国の李克強首相は全人代での政府活動報告で、今年の成長率目標 を昨年と同じ7.5%に設定すると発表。環境汚染や与信拡大の抑制に限 界があることが示唆された。市場関係者は地方政府の財政問題改善やシ ャドーバンキング(影の銀行)抑制、国の事業への民間投資導入などの 面でさらなる措置が決まるかどうかを見極めようとしている。

第一上海証券のチーフストラテジスト、ライナス・イップ氏は「市 場は中国から新たな情報が発信されると考えていたが、7.5%という成 長目標は昨年と同じで、相場の大きな支えになっていない」と分析。 「改革は見られるが、われわれはまだ多くの問題を解決しなければなら ない。金融分野では一部の銀行融資の質に関する懸念がある」と述べ た。

ペトロチャイナ(中国石油、857 HK)は2.2%安。中国建設銀行 (939 HK)は1.5%下げた。

【中国株式市況】

中国株式相場は下落。上海総合指数が約1週間ぶりの大きな下げで 取引を終えた。本土で取引されている社債に初のデフォルト(債務不履 行)が今週発生するとの懸念が広がった。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前日比18.39ポイント(0.9%)安の2053.08。太陽電池 セルメーカーの上海超日太陽能科技が、7日の社債利払い日に予定して いる8980万元(約15億円)の利息を全額は支払えない可能性があると発 表した。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数は0.9%安 の2163.98で終了した。

UBSの中国株ストラテジスト、陳李氏は「上海超日は懸念材料 だ。クレジットイベント(信用事由)の可能性を高める」と述べた。

政府が不動産の供給を増やし、投機を取り締まる方針を示したこと を受けて不動産株が売られた。万科企業(000002 CH)は2.3%安、保利 房地産集団(600048 CH)は1.9%安。通信株も軟調で、中国聯合網絡通 信(600050 CH)は1.5%下げた。通信サービスへの付加価値税導入に触 れた李克強首相の発言が影響した。

【インド株式市況】

S&Pセンセックス指数は前日比0.3%高の21276.86で終了。 * 国営銀行に政府が追加出資する方針を財務相が示したことを好感し、 銀行株が上昇 * バロダ銀行は6.3%高、インディアン銀行は5.8%高 * チダムバラム財務相は15年度の注入目標1120億ルピーは十分でない可 能性があると発言

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比46.00ポイント(0.9%)高 の5446.23。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比17.13ポイント(0.9%)高の1971.24。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比78.39ポイント(0.9%)高の8632.93。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE