中国に「ベアー・スターンズ」ショックも、上海超日で-BOA

中国の太陽電池セルメーカー、上海 超日太陽能科技がデフォルト(債務不履行)となれば、中国版「ベア ー・スターンズ・モーメント」になる恐れがあると、バンク・オブ・ア メリカ(BOA)メリルリンチが指摘した。2008年の米ベアー・スター ンズの事実上の救済後、投資家は信用リスクを評価し直した。

BOAのストラテジスト、デービッド・キュイ、トレーシー・ティ アン、キャサリン・タイの3氏は5日のリポートに、「このデフォルト によって中国の金融システムが直ちに流動性逼迫(ひっぱく)に見舞わ れるとは考えていないが、連鎖反応が始まる公算は大きい」と記してい る。米国の場合、ベアー・スターンズが苦境に陥ってから「リーマンの 段階に達するまでに」1年かかったと付け加えた。

上海超日は、7日の社債利払い日に8980万元(約15億円)の利息全 額の支払いができない可能性があると4日に明らかにした。支払い不能 となれば、中国本土で取引される債券で初のデフォルトとなる。上海超 日の苦境は中国債券市場の緊張を示すものだ。1月には中誠信託が発行 した信託商品がデフォルト直前で救済された。

米国ではベアー・スターンズの2つのヘッジファンドが破綻した半 年後の08年3月にベアー・スターンズ自身がJPモルガン・チェースに 買収され、その半年後にリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが破 産申請した。

原題:Chaori’s Default May Be China’s Bear Stearns Moment, BofA Says(抜粋)

--取材協力:Judy Chen. Editors: James Regan, Simon Harvey

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE