ドラギ総裁がデフレに不意打ちされる確率35%-モルガンS

中央銀行はデフレへの警鐘を鳴らし 損ねることがある。1998年1月のリポートによれば、当時の日本銀行も 気付いていなかった。その半年後に日本のコア消費者物価は下落し始 め、15年にわたるデフレが始まった。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が同じ過ちを犯すのではない かというのが、バークレイズやモルガン・スタンレー、JPモルガン・ チェースのエコノミストらの最近の懸念だ。デフレの脅威を軽視し続け た揚げ句に量的緩和に追い込まれた日銀の轍(てつ)を踏む恐れがあ る。

1990年代の日本と今のユーロ圏には、一連の衝撃の後の低成長、銀 行の貸し渋り、為替相場の上昇、議論のある金融政策姿勢といった共通 点が多い。

モルガン・スタンレーのチーフ国際エコノミスト、ヨアヒム・フェ ルズ氏(ロンドン在勤)は、「ユーロ圏が日本化するリスクは高く、さ らに高まっている」とし、ユーロ圏がデフレに陥る確率を35%とみる。 「日本のレーダーもデフレを捉えていなかった」と同氏は指摘した。

原題:Draghi Deflation Risk Put at 35% by Morgan Stanley Recalling BOJ(抜粋)

--取材協力:Chris Anstey、藤岡 徹、Jana Randow. Editors: Melinda Grenier, James L Tyson

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